変数の定義
今までは関数を呼び出すときの引数を文字列、数値ともに直接指定しました。これでは、関数を呼び出すたびに数値を指定しなければならず、面倒です。そこで変数をつかってPCに数値を覚えさせることができます。変数と聞くと数学の変数を思い出しますが、それと感覚が少し似ています。
C言語で変数を使うには変数を定義しなければなりません。定義の方法は
変数の型 変数名;
です。変数の型は、主に次の表のとおりです。
型名 | 意味 | 変換指定子 |
int | 整数 | %d |
double | 小数 | %f |
char | 文字 | %c |
この表に載っていない型については、別のページで解説します。まずはこの3つを覚えましょう。この3つが最も強く使われる型です。
サンプルコード
実行結果
aの値は10です
shousuuの値は0.3です。
moji=s
このプログラムではint 型の変数aを定義し10を代入します。次にprintfを使ってaの値を表示しています。プログラム中の=は代入演算子と呼ばれ、右の値を左に代入するという意味です。いったん代入すれば、あとは普通の数値と同じように使えます。
このプログラムでは int 型の変数aとdouble型の変数shousuuおよびchar型の変数mojiを定義しています。aには10,mojiには’s’を代入しています。charは半角アルファベット、記号1文字という意味で、文字を代入するときはシングルコーテーション”で囲まないといけません。ダブルコーテーション””ではありません。shousuuは定義しながら代入しています。これを初期化と呼び、このような書き方も可能です。
同じ型の変数を複数宣言する時はまとめて行うことができます。また、まとめて初期化することも可能です。
実行結果
a=0,b=10,c=1000
d=0.1,e=10,f=3.14
まとめ
数値や文字を一時的に記憶するには変数を用いる。
主にint,double,char型を用いる。
変数を使用するには変数を定義し、=演算子で値を代入する。
変数を定義し代入すると、普通の数値と同じように使える。
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